再就職手当って何？初心者にもわかる概要を解説
＼会話で分かる！／『再就職手当』とは？
ワークくん“>再就職手当ってなに？
ハローさん“>再就職手当は、基本手当を受け取り終わる前に新しい仕事が見つかった場合、その残りの日数分の一部を一括でもらえる手当のことだよ。国としては、仕事を探している人がいち早く再就職する方が良いから、そのためのボーナスみたいなものなんだ。
ワークくん早く再就職できたらもらえるボーナスか、いいね！
ちなみに再就職手当ってどれくらいもらえるの？
ハローさん残っている基本手当の日数によって決まるんだ。基本手当の残りが多いほど、再就職手当の額も増えるんだよ。たとえば、3分の2以上残っていれば、その70％くらいがもらえるんだ。
ワークくんでも、基本手当を全部もらい切ってから再就職したほうがお得じゃないの？
ハローさんそう思うかもしれないけど、早く再就職することで、再就職手当が一括で支給される上、新しい就職先で安定した収入が早く得られることを忘れないでほしいな。
結果的に早く経済的に安定することができるから、再就職手当をもらって早く次の仕事に進むのも賢い選択なんだよ。
ワークくんブランクが短い方が面接も通りやすいもんね。
真面目な説明
「再就職手当」とは、失業保険（雇用保険）を受給中の求職者が、受給期間内に新しい仕事に就職した際に支給される手当です。受給残日数が一定以上残っている場合に、再就職に対する早期の努力を奨励する目的で支給されます。金額は受給残日数に基づき計算され、最大で失業保険の支給額の70％が支給されます。これにより、迅速な再就職を促し、経済的な安定を図ることが目的です。
『再就職手当』を受け取るための条件
ワークくん再就職手当を受け取るための条件は、再就職すること以外に何かあるの？
ハローさんもちろん、ただ再就職すればいいわけではないね。
まず条件はこんな感じ。
- 失業手当の残日数: 新しい仕事に就く前までに、失業手当の残りの日数が全体の3分の1以上残っていること。
- 雇用期間: 新しい会社で1年以上働くことが決まっていること。
- 求職活動: ハローワークで求職活動を行い、7日間の待機期間が過ぎた後に新しい仕事に就いたこと。
- 転職先: 前の会社とは全く別の会社に転職したこと。
- 雇用保険: 新しい会社でも原則として雇用保険に加入していること。
- 過去の受給: 過去3年以内に、失業手当とは別の就職支援金（再就職手当または常用就職支度手当）を受け取っていないこと。
- 内定時期: 失業手当の受給資格が決まった後に、新しい仕事の内定をもらったこと。
- 自己都合退職の場合: 待期期間が過ぎた後、1カ月以内に就職した場合は、ハローワークまたは人材紹介会社を通して就職している場合が受給対象。
- 離職: 再就職支援金をもらうための手続きが完了するまでは、新しい仕事を辞めないこと。
ハローさん分かりにくいところを補足するとしたら「自己都合退職の場合」。
もし7日間の待期期間後1か月以内に就職できたとしても知人の紹介や新聞広告、求人サイト経由で就職した場合は再就職手当受給対象にはならないんだ。ただ、2か月目以降なら対象になるよ。
ワークくん結構あるんだね。でも1つ1つはそんなに厳しい条件には見えないな。
ハローさんハローワークでこのあたりの説明もしっかりあるし、
分からないことは質問すれば教えてくれるから安心してね。
公式で出している資料
04再就職手当のご案内.indd
https://jsite.mhlw.go.jp/saitama-hellowork/content/contents/001315605.pdf
